お尻から足がしびれる(坐骨神経痛)・股関節の痛み・脚が重い

60代女性

腰痛 お尻から足にかけてのしびれ 股関節が痛い 足が重たい

食品工場に勤務しており、冷温環境でずっと立ちっぱなしの作業をしている方でした。
立っていられないほど、右の腰が痛く、階段の登りがつらいということでした。
歩行時、階段の登りで右股関節と右殿部に疼痛やピリピリしたしびれが発生し、右大腿が重い状態でした。
腰の前屈と伸展(反る)動作において腰に痛みが発生しました。

痛み しびれを感じるところ

施術内容

【触診】
固有背筋内側群短縮
固有背筋外側群短縮
骨盤前傾
右股関節前捻
梨状筋、中殿筋短縮
【テスト法】
Thomas test 左右とも陽性で
腸腰筋短縮、股関節伸筋群の低下が見られました。

【整体施術】
・背筋が硬くなっていたため、伸張性を増やしました。
・腸腰筋の短縮。伸張性を増やし股関節にかかる負担を減らしました。
・骨盤前傾の修正をしました。
・股関節前捻のアライメントを修正しました。
・股関節伸筋群、外旋筋群の筋力アップを図りました。
・大腿四頭筋の短縮が見られたことから、伸張性を増やしました。
・梨状筋、中殿筋の短縮が見られたことから、伸張性を増やしました。

【整体施術後の変化した体の様子】
・体がすごく楽になり、腰と臀部が痛くて歩けなかったのに、スタスタと歩けるようになりました。
・右鼠径部(右股関節)の痛みがなくなりました。
・大腿前面がパンパンに張っていましたが、張りが少なくなりました。


【評価】
・腸腰筋、背筋、大腿四頭筋の短縮により、骨盤前傾が見られました。
そのため、腰椎の前弯が強く、骨盤後傾の動きを増やす体操を指導しました。
・腹筋の低下、股関節伸筋群の低下が見られたため、腹筋、大殿筋、ハムストリングスの筋力トレーニングを指導しました。
坐骨神経痛は、腰椎前弯、梨状筋短縮が見られる場合、腰部、臀部で神経の通り道が細くなり痛みを引き起こします。
この女性の場合は、股関節の前捻があり、階段登りで脚を上げる時に、股関節を曲げる動作で負担がかかりました。
なおかつ腸腰筋が硬く、骨盤が前傾しており、大腿前面の大腿四頭筋に緊張が高まり、痛みを発生させていました。