腰椎椎間板症(腰痛)・大腿神経痛・肩関節周囲炎(四十肩,五十肩)・腕が痛い
80代女性 岐阜市
腰痛 足の痛み 肩の痛み 腕の痛み
腰と左大腿前面と外側に痛みが出ており、歩けないほど辛い状態でした。
左肩関節外側と左腕外側に痛みがありました。左腕を体側に沿って挙げていくと30°で痛みが出て挙がりませんでした。
整体
【触診】
- 腰椎椎間板の狭小と腰椎椎体の変形
- 腰椎伸展
- 腰椎左回旋、右側屈
- 左骨盤後方回旋
- 右腰方形筋(右腰側部)の短縮が強い
- 左腰方形筋(左腰側部)が伸び切っている
- 右股関節内旋
- 左股関節後方外旋
- 骨盤前傾
- 左骨盤が右骨盤より下がっている
- 大腿四頭筋(大腿前面)の緊張が強い
- 左上腕外旋
痛み、ピリピリとしたしびれがあるところ
整体内容
左右アンバランスな骨盤の高さを大腿前面や腰部の筋肉の調整により合わせていきました。
骨盤の前傾を修正しました。
左大腿外側の外側広筋や大腿筋膜張筋、左大殿筋、中殿筋などの緊張をとり、左股関節の外転を減らし内転方向へ向かうように調整しました。
左大腿前面の大腿直筋の緊張や腰の腸腰筋の短縮を伸ばして、股関節を屈曲した時に出る痛みをとりました。
左臀部の外旋筋の緊張や左大腿外側ハムストリングスの緊張をとり、左股関節の後方外旋を前方内旋の方向へ誘導していきました。
右股関節が内旋しており右臀部の内旋筋が硬くなっているので、硬さをとり、股関節の外旋可動域を増やしました。
腰椎のゆがみや変形を整え、椎間板狭小を減らしました。
骨盤や股関節、腰椎、仙腸関節のゆがみを整え、骨盤周囲筋、股関節周囲筋を調整しました。
右腕は上腕二頭筋の緊張が強く、腕が外旋していたことから、筋肉の緊張をとり内旋可動域を増やして右肩と右腕の痛みをとりました。
整体後のからだの様子
・1ヵ月半の治療で、15回治療を行いました。現在は痛みがない状態で1時間程歩けるようになっています。
・右肩と右腕の痛みはなくなりました。痛みなく腕が挙がるようになりました。
岐阜レディース整体院の考察
重い不眠症で毎日、お薬を飲まなければなかなか寝付けない、お薬を飲んでも夜中に起きてしまう。
そのような状態であったため、布団に入ると、寝れない時間は、体を横にしてTVを観る癖がありました。
また頭の下に手を置き、腕を挙げて寝る癖もありました。その癖がからだのゆがみを増幅させ、痛みを引き起こしていました。
治療でからだの癖やゆがみ、筋肉の調整をしても、また同じような生活をしていると、徐々に元のように戻ってしまいます。
それを防ぐために、どのような生活環境で過ごしており、どのような癖があるのかをからだを診ていく中で、判断していくことが
重要になってきます。診断名や症状別に治療をするのでは治りません。
症状別に体操を教えても治っていきません。
その女性に合った的確なゆがみ治しの体操を教えました。
最初は、体操することの大切さを感じないかもしれませんが、からだを診た上でどんな体操が良いのかを教えますので、毎日毎日行っていると段々と調子が良くなっていき、良い状態が続くようになります。
次第に積極的に体操をするようになっていきます。
継続治療では、自分自身では体操をしても動かない関節の位置やゆがみを修正していき、動かなかった関節の可動性を増やしていきます。
筋肉の伸張性がないところや、筋肉の弛みが診られるところは、手で調整していきます。
治療とご家庭でのゆがみ治しの体操で相乗効果をもたらしますので、痛みから解放されるスピードは早く、良い状態も維持できます。